荒尾バイオマス発電所及び荒尾第二バイオマス発電所の概要
特徴1: 約8,800万kWh(約24,000世帯分)の木質バイオマス発電による地域社会への貢献

電力会社へ24時間供給し、約24,000世帯分の電力発電による地域社会へ貢献します。
発電量: 6,250kWh(内450kWhは社内電力として使用)×2基・・・13,000kWh
供給電力量: 5,600kWh(平均約12,000世帯が使用する電力量)×2基・・・11,200kWh年間稼動時間: 7,920時間(24時間×330日、35日は定期点検及び補修)
特徴2: 2基分約150,000トンの未利用木材の有効利用による森林再生
長年懸案になっている林地残材や製材端材・樹皮等を有価購入することで山側に資金が流れ、森林の整備が進みます。
木質バイオマス(間伐材・林地未利用材・製材等由来の端材背板樹皮など)を燃料用チップとしたものを発電所2基で年間約150,000トン使用します。内、1割は建築廃材由来の燃料チップを燃料の水分調整の目的で使用します。
特徴3: 化石燃料による発電に比べ年間40,000トンのCO2の発生を抑制し、地球環境に貢献
木質バイオマス燃料は樹木の成長に伴うCO2吸収との循環関係に位置づけられ、カーボンニュートラルと認識されています。 私たちはこのような再生可能エネルギーによる発電事業でCO2の増加を抑制することで地球環境に貢献します。
荒尾バイオマス発電所及び荒尾第二バイオマス発電所の施設概要
名称 | 荒尾バイオマス発電所 | 荒尾第二バイオマス発電 |
---|---|---|
所在地 |
〒864-0023 熊本県荒尾市水野1088番地19 (荒尾産業団地内) |
左記住所地内の地番水野1033-7 (同) |
敷地面積 | 21,841㎡(全体敷地) | 左記敷地の内7,500㎡ |
管理棟 | 構造:木造平屋建365㎡ | 左記施設を共有 |
タービン建屋 | 構造:鉄骨造4階建1,015㎡ | 構造:鉄骨造4階建1,015㎡ |
保全管理棟 | 構造:鉄骨造2階建282㎡ 工作室・部品倉庫・燃料保全事務所 |
左記施設を共有 |
燃料ストックヤード |
No.1 構造:鉄骨造平屋 1,783㎡ 燃料保管容量:4,200㎥ N0.2 構造:鉄骨造 635㎡ 燃料保管容量:3,300㎥ |
No.3 構造:鉄骨造平屋 1,087㎡ 燃料保管容量:2,500㎥ No.4 構造:鉄骨造平屋 657㎡ 燃料保管容量:3,400㎥ |
設備名称 | 木質バイオマス発電設備 | 木質バイオマス発電設備 |
ボイラー型式 | N-1200型タクマ 木質燃料焚ボイラー |
N-1200型タクマ 木質燃料焚ボイラー |
燃焼方式 | 逆送トラベリングストーカー方式 | 逆送トラベリングストーカー方式 |
発電出力 |
6,250kW 所内動力:約650kW 売電量:約5,600kW 年間:約4,400万kWh (一般家庭12,000世帯分使用電力) |
6,250kW 所内動力:約650kW 売電量:約5,600kW 年間:約4,400万kWh (一般家庭12,000世帯分使用電力) |
運転時間 | 24時間/日 約330日/年 | 24時間/日 約330日/年 |
総投資額 | 34億円 | 31億円 |
営業運転開始 | 2016年6月1日 | 2018年8月1日 |
燃料使用量 | 年間約75,000トン | 年間約75,000トン |
CO2削減量 | 2万t-CO2/年 | 2万t-CO2/年 |
従業員数 | 44名(第二発電所運営含む) |
荒尾バイオマス発電所のフロー図
各施設・工場設備紹介


燃料を受け入れ一時的に保管します。

燃料をボイラーへ定量供給する機械です。

ボイラーに燃料を供給します。

燃料を燃焼させて蒸気を発生させます。

ボイラーから発生した蒸気を利用して発電を行います。

排ガス中の煤塵などを除去しクリーンな排ガスにします。

発電システムは基本的に自動運転ですが、第一発電所と第二発電所2基のボイラーを始めとした機器の作動状況をDCSにより運転員が24時間制御・監視します。

発電した電力を変電し送電します。
